日々、綴り 

現在ほぼ艦これ。たまに雑記。

Category: カキモノ

ラクガキ 

2012/07/06 Fri.

編集してたら夜が明けてきました。
おはようございます。都筑です。

なんか色々と絵が描きたくてムズムズ。
というわけで、更新サボリ中に描いてたやつとか、かなり昔のやつとか載せておきます。

では、そろそろ寝なきゃマズイので、ぐるっとブログ訪問だけさせてもらって寝ます。


 

 
  
 
 
  


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春酔い 

2010/02/02 Tue.



 この木の下は暖かい。
 昔からそうだった。
 凍えるような冬の日も。
 汗ばむ夏の日も。
 この桜の下だけはいつでも春の日向のようだった。

 けれど家族には分からないらしく、
 この場所で昼寝をしていると風邪をひくからと叱られた。
 そんなとき祖父だけが、
 中(アタル)は桜に好かれているんだよとよく言ってくれたものだ。

 ***

 冬の夜。
 これが夢だとしても、何年ぶりかに見る満開の桜。
 半ば呆然とそれを見上げる私の姿を、
 小さな小さな翁は腰かけた細い枝の上から、
 柔和なまなざしで見つめていた。





閑話休題。

テンプレを変更しました。
2カラムがシンプルで好きだったんですが、色々と縦に伸びがちだったので初めての3カラムに。
プラグイン同士の間をもう少し開けられれば良いなと思います。あとリンク色も変えたい。
ちょっといじってみるか…
こんばんは、都筑です。

ネタがないので色々昔の絵とか発掘してたら、
出しちゃいけないものまで掘り起こしてダメージを負いました。
なのに捨てられない過去の遺物って、あるよね。(遠くを見ながら

そしてまた仕舞いこんで、しばらく経ってまた掘り返して、懲りずに負傷するのです。
アイター

あ。東京などでは雪がすごかったようですね。
こちらではだいぶ前に埃かと思ったら雪だった程度に舞ったくらい。
通勤は大変なことになりそうですけど、少し羨ましいかなぁ。
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Welcome to ? 

2009/01/16 Fri.

「普通に暮らすんなら表へ帰りな。普通を捨てたいんならこのゴミ箱へ来るといい。生ゴミでも不燃ゴミでも産業廃棄物でもいっそ核廃棄物でも?この街はゴミなら受け付けない物はない。用意は要らない、覚悟も要らない、嫌になったらいつでも出て行く事ができる。でもここには秩序がない、常識がない。何でも手に入る代わりに何も手に入れられない。ここではきっとテメェの望むものは何ひとつ叶わない。それでも気ままに生きるのも、這い上がるのも、堕ちるのも、そこの路地裏であの屍みたく野垂れ死んでみるのも自由だよ」

 顔面十センチの距離でそれだけ一気に捲くし立ててやると、捲くし立てられたクソガキはあっさりと逃げて行った。
「ったく、遊び場じゃねえんだぞガキが」
「テメェは脅してんな暇人」
 遠くなる背中に悪態をついていると聞き慣れた声と、なにやら今朝の朝刊が投げられた。
 面倒くさいが一応振り返ってみると、そこには予想通り、100メートル先の人混みにいても分かりそうな赤い柄シャツにジーンズ、黒サングラスという出で立ちのチンピラが立っていた。はっきり言ってさっきのガキと大差ないと思う。
 お前も止めなかったじゃねえかと思いつつ、見飽きた幼馴染の顔に吐き捨てる。
「仕事明けだ。テメーこそサボんなバカ」
「俺も非番だボケ」
「そこは国民の為に不眠不休で働いとけよ」
「その国民にお前は入ってねーけどな」
 ここ数年変わらない挨拶をお互いにやる気なく交わす。交わしながら捲った朝刊には最近ウワサの男がらみの記事が大きく載っていた。
「取り引きのあったらしい男を逮捕?ってまた小物から引っ掛けたな。これお前んトコ?」
「いんや隣。何もかも持ったまま本人が消えてんだし、とりあえず周りの雑魚から引っ掛けてんだろー」
「ああ、そういやあの社長って行方不明なんだっけなぁ」
 腹の出たオッサンの話題に興味はないのでさっさとページを捲る。どうやら今週は晴れ続きのようだ。
「全然見つからないとかでワリと大慌てらしいぜ」
「へえ」
 お。歌姫チェチュがとうとうワールドツアーを開始したらしい。熱望されてたもんなあ。
「さすがに手掛かりもなく2週間となると非難もハンパねえんだろうよ」
「あー」
 でもこりゃまたしばらくはこっちに帰って来れそうもないな。
 あの小さかった子供が今や世界の歌姫なんて未だに信じられねえ。
「報道なんかじゃ、国外逃亡説が濃厚らしいけどな」
「んー」
 事故に強盗に殺人に、世間は毎日話題提供に余念がない。しかしもっとこう斬新なネタはないものか。
「ま、俺としちゃあテメーのホテルが匿ってんじゃないかと思う訳だがどうよ?」
「お客様の情報を無闇にお話しする事は出来ませんねぇ」
 む…この株は早々に手放しておくべきか。
「ちっ。いつかあのホテル丸ごと暴いてやるからなクソオーナー」
「やってみやがれボンクラ刑事」
 一通り流し見た新聞を丸めて投げ返す。
「今日も世界は平和で結構。さて、婆さんのマズイ飯でも食いにいくかー」
「おうよ」



チェチュ14歳。(使いまわし)
本文はフォルダの隅に1年前からあったのでもう晒す。オチはない。あと何に使おうとしてたのかも忘れた。

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人形師の事 

2008/09/06 Sat.




 右手がなけりゃなんともならぬ
 左手もなけりゃなんともならぬが
 欠いた両手は返って来んろう
 返って来んならどうかひとつ
 その手を貸してはくれんだろうか?

 ***

 ふいに目を開くと辺りは真っ暗だった。
 そういえば今夜は新月だったと思い出す。
 闇に慣れてきた目で壁掛け時計を見ると、針は午前一時を差している。
 ―――なんだ。布団に入ってからまだ1時間も経ってない。
 目が覚めた理由も解らず、取り合えずわたしはまた眠りにつこうとした。
 けれど目を閉じようとした時、僅かに視界に何か入るものがありまた意識が傾いた。
 いい加減狭い書斎の真ん中に黒い塊が居る。
(……?)
 もぞもぞと首だけを動かしてその塊に目を凝らす。

 それは人の形をしていた。


 ***


「両手を貸してはくれんだろうか。」

 座り込むわたしの目の前に立つ男は云った。

 ここは何処なのだろう。
 見渡せど辺りは真っ暗で何ひとつ見えるものはない。
 わたしはベッドの上に居た筈だが……だとすると、ここは書斎の中なのだろうか?
 けれど新月といえども暗過ぎ、夜といえども静か過ぎた。
 しかし眼前の男の姿だけははっきりと見えていたので、ならこれは夢なのだろうなと思った。
 闇は永久に続くかのようで温かい。
 わたしは胡坐を掻いて地べたに座っているので、自然、立っている男を見上げる形になる。
 作務衣姿で、歳の頃は六十に達しているかいないか。それほど背は高くないように思う。
 まったく見覚えのない顔だが、見た目以上に深く、横一文字に刻まれた一本の額の皺が印象的だった。

「両手を貸す、とは?」

 わたしは問うた。

「どうしても造りたい物があるんだが、私には手が無くてなぁ。」

 そう云って、男は両腕をわたしの前に掲げて見せた。
 成る程。
 見えた腕には確かに手首から先が無い。
 今まで気付かなかった事が馬鹿らしいほど、その切り口はぱっくりと生々しい赤白の肉の断面を見せていた。

「事故で?」
「いいや、人災で。」

 苦く男は笑った。
 それにどんな意味が篭められているのか、わたしには知りようもない。
 妙な夢だと改めて思うが、男が酷く真剣な目をしていたので、わたしは文字通り男に手を貸す事にしたのだった。


*****

未完物掘り起こし。
絵はあまりにも本文とは無関係です。
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2017-06